みなさん、こんにちは!
妊活カウンセラー鍼灸師の三浦亜希子です。
今日ご紹介するのは漢方の世界って本当に面白いな❤とあらためて気付かせてくれた本のご紹介です!
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『丁先生、漢方って、おもしろいです。』
著者
先生 丁 宗鐵 (てい むねてつ)
生徒 南 伸坊 (みなみ しんぼう)
この本は学生の頃に南伸坊さんの「個人授業シリーズ」を読んで、とても面白かった印象が残っていたので、本屋さんで見つけた時は即買いでした😊💕
個人授業シリーズもそうですが、面白いところは生徒である南伸坊さんの質問が絶妙なとこです!
ありきたりな漢方のマジメな本(伸坊さんの言葉)ではなくて、伸坊さんのかかりつけの漢方の先生がものすごく面白いから、その先生の話、そのまんまのような本だったらつくる!と。そこからの出発の本だそうです。
何度かくすっと笑ったり、ふうむとうなずいたり、やたらと感心しながら読む本でした。
丁先生の説明がかなり分かりやすいのと、西洋医学と東洋医学の薬談義が分かりやすいし面白い!
漢方薬の分類で「上品」・「中品」・「下品」に分けられるとこのお話で、丁先生は
「上品(じょうほん)は命を養う」
「中品は新陳代謝を高める」
「下品は病気を治す」と表現されています。
西洋医学の薬の分類は、心臓に効く薬、血圧を下げる薬。など、薬理作用によって分類される作用別分類です。
一方、漢方薬は西洋医学的な手段で薬理作用が証明できるのは 中品、下品だけで、上品には目を見張るような作用が見つからないことが多いのです。
では、一番良い薬「上品」とは何か?
それは「副作用がない薬」です!
長期間飲んでも副作用が起こらない。
薬理作用よりも「副作用があるかないか」を一番大事にするところが、東洋哲学が色濃く表れいて面白いですね。
それでいうと、西洋医学のほとんどは下品に分類されます。
つまり、治療効果のみを追求した西洋薬は、漢方の下品でしかないのです。
ここで、伸坊さんが『ボクらの考える医学って西洋医学が基本だと思っている。それがひっくりかえるおもしろいさです』と感想を述べてます。
『例えば、良く効くクスリはいいクスリ。というのは現代日本人にはスンナリ理解できるけど、漢方ではこういうクスリを「下品」だっていうんですよ。おもしろいなァ』
『「効きすぎる薬?やだねぇ!下品だねえ!」ってサイコーじゃないですか』
こんな風にどんどん丁先生と伸坊さんの漢方談義に引き込まれます。
私も治療中にこの本の受け売りを良くお話しますが、皆さんとても楽しそうに聴いてくださります❤
漢方の魅力をもっともっとお伝えしていきたいです✨