私は転勤を機に妊活を始めましたが、毎日の献立よりも、仕事の事をいつも考えていているような生活でした。そんな日々を送りながら「このペースで仕事を続ければ、私は妊娠できない」。と焦りを感じ、同僚に紹介してもらい治療を受ける事にしました。
基礎体温は20代の頃から記録していました。低温期と高温期の2層になっていて「そろそろ月経か？」ぐらいは分かってはいましたが、それが良い状態なのか、排卵の時期がいつなのかはほぼ理解はしていませんでした。私はストレスを感じやすい性格で、亜希子先生から「感情の乱れが基礎体温に出ている」と言われ腑に落ちるのを感じました。しかし、治療を始めたばかりの頃は自分の体調よりも仕事を優先し、妊活セミナーでさえも「仕事の都合がつかない」と、断っていました。（今考えると何のために治療を受けているのか分からないですね。）そんな私に亜希子先生は否定するのではなく、「都合が良ければ」「是非参加して欲しいな」とやんわりと言ってくれました。私は特に自覚も無かったのですが冷えが強く、胃腸も弱く、血の巡りが悪い体質で体温も低くく、常に手足は冷たかったです。「次はあれをして、これをして」など寝る寸前まで考え事をする私は、脈も早くいつも何かと忙しくしていました。「この様な状態では良くない、心穏やかに」と言われ、目で見て確認できるように脈拍数が分かる腕時計をし、心穏やかに過ごすことは精神修行のようでした。治療を始めて半年が過ぎた頃、産婦人科にも通ってみる事にしました。プロラクチンの数値が高く、カバサールを処方されました。秋まで妊娠しなければ卵管造影をと思っていましたが、夏に授かる事ができ喜んでいた矢先に胞状奇胎と診断されました。この病気が完治する約1年間は妊娠してはいけないと言われ、年齢による焦りもありこの状況をすぐに受け入れる事はできませんでした。そんな中でも亜希子先生は、「妊娠に向けて治療を再開しましょう」と言ってくださり、家族の既往歴をチェックし食生活の見直し、毎月の治療、漢方、よもぎ蒸し、妊活セミナーなどこの約1年の時間がとてつもなく長いと感じ、落ち込んでいた私に、落ち込む暇もないくらい沢山の治療、アドバイスをしてくれました。冷え性だった私が、手足も温かくなり足の脈も触れるようになりました。その甲斐あって秋に再び妊娠する事ができましたが、一度心拍の確認はできたものの次の健診で心拍が確認できず、二度目の流産を経験しました。また、自分を責める日々でしたが、治療を続け前回の妊娠中は出血もあり薬を処方してもらっていたので、そういう所でもやはり薬に頼らない妊娠生活を送りたいという気持ちが強くなりました。なぜ妊娠が継続できないのか徹底的に原因を調べるため、甲状腺の数値を調べ、薬を飲み、治療を続け、バイオリンク、漢方薬、温灸、毎週のよもぎ蒸しなどのお陰で自分でも分かるくらい身体がポカポカになりました。身体の中から変化してきていると感じるようになり、不思議と大丈夫だと思えるようになりました。亜希子先生のアドバイスのお陰で排卵についても分かる様になり、また授かる事ができました。
計画どおりに物事が進まないと苛立つ私は、治療の度に仕事の話ばかりしていたようです。（無意識だから気付かなかったのですが）亜希子先生は、穏やかな気持ちで過ごすことを教えてくれました。もう一度身体を見直し、食事、生活習慣、何より「健康なココロ」を重点的に考えて生活しました。 三度目の妊娠は今までとは違い、治療、食事、妊活セミナー、よもぎ蒸し、自宅での温灸、漢方、バイオリンク、たっぷりの睡眠を心がけました。二度の流産を経てまた赤ちゃんを授かることができ、妊娠中も出血などの問題もなく無事出産する事ができました。初めて念願の我が子を抱いた時、これまで二度の流産は私達夫婦にとって必要な試練だったのだと思いました。絶望を感じている私に亜希子先生はその度に自分のことの様に悲しみ、寄り添ってくれました。これまでかかった時間は子供を迎えるまでの心の準備期間だったんだと思います。娘は特に異常はなく、元気にスクスク育っています。やっと産まれてきてくれたので、夫婦で大事に育てていきたいです。
冷えが強く、胃腸が弱く、ストレスを感じやすい方。また私のように、仕事が好きすぎて自分の人生設計を後回しにしてしまうような方はぜひ。
毎回治療の前はストレスと疲れで身体が思いのですが、治療を受けて香風堂のドアを開けて帰る時は、気持ちも身体も軽くなり「よし、頑張ろう！」という気持ちになります。話を聞いてもらえること、親身に寄り添ってくれること、的確なアドバイスは何よりも効く薬だと思います。
迷いがあると言うことは、気になっている証拠だと思います。得られるものは沢山あるので、ぜひカウンセリングを受けてみてください。
○年齢39歳、K様 鹿児島県出水市
