漢方の魅力が伝わる漫画 ― 三代目薬屋久兵衛屋が面白い ✨―

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みなさん、こんにちは!
妊活カウンセラー鍼灸師の三浦亜希子です。

今日は本格的な漢方の知識が盛り込まれていながら、storyも目が離せない、私的にすごく好きな漫画をご紹介します😌💕

 

ねむようこさんの『三代目薬屋久兵衛屋(さんだいめくすりやきゅうべえ)』です。

 

初め本屋さんで見つけたら時は、可愛い表紙とタイトルに惹かれてパラパラと立ち読みしたのですが、

とにかく絵が魅力的なのと、読むと分かると思うのですが漢方の知識がしっかりしていて、

これは触りだけ漢方色を出しているような(こんな言い形してごめんなさい💧)漫画ではないな!という印象で家でゆっくり読みたくて買って帰りました❤

 

お話の流れは、主人公の三久(みく)が三代目として祖父の漢方薬局を継ぐべく、地元に戻って修行しながら、幼なじみとのやりとり、新しい恋など、展開のリズムが良くてあっという間に読み終わってしまいました。

 

お話の主軸は三久が祖父の久蔵(薬屋久兵衛の二代目当主)の漢方薬局での日常が描かれているのですが、

祖父は薬剤師だけど自分は漢方医でも薬剤師でもなく、お店を継ぐために実務経験を積んでいるのですが、(数年前まで医療登録販売者の資格を取るためには2年間の実務経験が必要でした。今は資格経験なしで資格試験を受けられます)

東洋医学的問診、久兵衛さんは主に脈診や舌診をしていますが、それが普段は適当に仕事をしているような天然なおじいちゃんが、いざ仕事になると、研ぎ澄まされた問診と脈診などから漢方薬を処方する様子に三久は憧れと、自分は三代目としてやっていけるのか?と悩みながらの日々が続くのです。

 

このお話の東洋医学的な描写がすごくリアルなので、どんな方が協力しているのだろう?と最後のページを開いたら『漢方薬局 綾心』の倉田綾子先生のお名前が‼

 

私の薬局で取り扱っている漢方の会社の全国大会などで、先日の堀江先生もそうなのですが講演者としてお話してくださる立場の方で、私は一昨年の全国大会で倉田先生の発表にものすごく感動したのです。

 

この漫画の中の漢方薬のチョイスや言いまわしが何だかとても身近に感じて嬉しくてたまらなくなりました!

 

私も普段の臨床で、今日の体調。前回からの変化。お顔を見て、脈診をして、お腹を診て・・・

今日のお体から導かれる穴(ツボ)に鍼を打っていきます。

悩みながら、それでも漢方が好きで、私も祖父の代からの薬局の三代目として三久と同じように前に進んでいきたいと思いました。

 

本格漢方と素敵な恋愛のお話。
おすすめですよ❤