ゆるゆるイライラ 女性のからだの不思議

昨日はあんなに気分が良かったのに
どうして今日はこんなにイライラするのだろう…?
女性なら誰でもそんな経験がありますよね。
また、頭痛や肩こり、下半身のむくみ、便秘など
周期的な体調の変化に悩む女性も多いのではないでしょうか。

私たち女性のからだには、陰(低温期)と陽(高温期)、ふたつの体温周期があり、
その間、実に様々な変化が起きています。

陰の世界(低温期)は主に不要になった子宮内膜を月経として排出し、新しい子宮内膜や卵を育てる期間にあたります。
この時期、骨盤は活動的になります。月経中は骨盤が大きく開き出血量を増やします。そして、月経が終了と同時に骨盤は閉まり始め、排卵期には最も硬く閉じてしまいます。

では、陽の世界はどうでしょう。
精子と出会い、結ばれた卵が羽化するのが陽の世界、つまり高温期です。
卵が無事羽化するには、この期間に温かな体温を維持しなくてはなりません。
この間、丈夫な卵を育てるために子宮内にはたくさんの血液が供給され、妊娠を継続させようと、骨盤は緩やかにひろがっていきます。
この時期に体温が下がりやすかったり、高温期が短すぎると卵はうまく育ちません。

これが女性の体内で展開する陰と陽の世界です。
通常は約28~30日周期で低温期、高温期を繰り返します。
この周期的な体内環境の変化こそが、女性の感情や体調に大きな影響を与えているのです。
陰と陽、ふたつの世界のよりスムーズで豊かなめぐりを促すことが
女性の健康には欠かせないのです。